銀杏の食べ過ぎが体に良くないのは有名です。
しかし「いくつ以上食べると体に良くないの?」と思う方がたくさんいると思います。
銀杏中毒は、最悪の場合死に至ることもあります。
今回は、銀杏の毒性や摂取量・致死量を紹介します。
目次
銀杏の大量摂取が体に良くない理由
皆さんは、そもそも銀杏を食べ過ぎてはいけない理由を知っていますか?
その理由は、銀杏には微量の有毒物質が含まれているからです。
この物質の名前を、メチルピリドキシン(MPN)と言います。
この物質は、微量であれば肝臓の酵素が解毒してくれます。
しかし一度に大量に摂取すると、肝臓で解毒しきれなくなりビタミンB6欠乏症を起こします。
欠乏症が起きると神経伝達物質の働きを低下させ、嘔吐や痙攣を起こし、重症の場合は死に至ります。
摂取量・致死量
中毒を起こす摂取量や致死量には、大人と子供では違いがあります。
子供の場合は、肝臓が解毒機能が未発達のため少量でも危険があります。
一回の食事での摂取量として、大人で多くても20個未満、5歳以上の子供で5個程度、5歳以下の子供には極力食べさせない方が良いでしょう。
この摂取量はあくまでも目安です。
個人差があるので注意しましょう。
実際に中毒症状の報告の中でも、死亡例が報告されていて、報告されている致死量は、2歳の幼児が15個銀杏を食べて死亡した報告があります。
まとめ
このように、銀杏には注意が必要です。
特に子供の中毒発症例が、数多く報告されていますので、しっかり親が管理してあげることが大切です。
とても美味しい食材なので、注意を守って、美味しく食べましょう。