銀杏というのは、ミネラルやビタミンが豊富に含まれたナッツとして知られています。
確かにその強烈な匂いにより、苦手意識を持っている人もいるかもしれません。
しかし、その強烈な匂いを発しているのは果肉であり、私たちが食べるためでは無いのです。
そのため、果肉をきちんと処理できれば臭いに悩まされる心配はありません。
ここでは、銀杏をナッツとして楽しむ方法についてお話しします。
銀杏が含む栄養素
銀杏は中国原産です。
中国ではスタミナ食や薬ように利用されており、また、ごま油につけたものは強壮剤として愛されています。
空炒りしたものは子供に対し、おねしょを防ぐための薬として使われています。
そんな銀杏は動脈硬化などを防ぐ効果があり、疲労回復にも大きな役割を果たします。
むくみなどを取り、血管を広げる役割もありますし、風邪をひいたときには咳を止め、痰を除去し、アレルギー性反応を抑える役割さえも持っているのです。
そのため、銀杏はとにかく健康なナッツとして知られています。
イチョウの葉エキス等は有名ですよね。
種のみならず、漢方としては葉っぱも大切にされているのです。
糖質やカロリー
ナッツを健康のために食べている人の中には、糖質制限やダイエットに興味を持っている人も多いことでしょう。
銀杏の糖質はそんなに高くなく、100グラムで生ならば171キロカロリー、茹でたものであれば174キロカロリーと言われています。
例えば、落花生は562キロカロリー、アーモンドは587キロカロリーと言われていますから、これだけでも銀杏はカロリーが低いということがわかりますよね。
しかし、その一方で糖質は決して低くはありません。
100グラムあたりに含まれる糖質は25グラムであり、全体的には糖質は多いといえます。
しかし、銀杏を100グラムも食べる事は無いですから、そう考えると問題はありません。
糖質を考えるのであれば、5粒から10粒程度に抑えておくことが大切です。
中毒について
健康のためにナッツどうして銀杏を食べたいと思うのであれば、その中毒症状も気になるかもしれません。
銀杏を食べると中毒が起こるということを聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
実は、銀杏は食べ過ぎてしまうと痙攣や吐き気、めまいなどを覚える可能性があります。
潜伏期間は1時間から12時間と言われており、その中毒症状は24時間から90時間でなくなると言われています。
しかし、最悪の場合は死に至ることもありますから、体に違和感を覚えたら医師に相談することも大切です。
子供の場合は7粒以上、大人の場合は40粒以上で中毒が起こった例が報告されています。
まとめ
いかがでしょうか。
中毒が起こった患者の8割は子供であり、その過半数は3歳以下の子供であると言われています。
そう考えると、確かに銀杏は栄養豊富ではありますが、子供には食べさせないほうが良いかもしれません。
体調によっても左右されますから、大人であっても体調が悪いときには食べないようにしましょう。