銀杏の種の臭いの取り方3選


銀杏の種には独特の臭いがありますよね。

晩秋の時期、銀杏が黄色く色づいてとてもきれいではありますが、同時に銀杏を踏んでしまうと何とも言えないような臭いを感じることがあります。

しかしその一方で、その銀杏の種は炊き込みご飯や茶碗蒸しにも使われます。

ここでは、その臭いの取り方についてお話しします。

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臭いの元

実は、臭っているのは銀杏の種ではなく、その種子を被っている果肉なのです。

銀杏の味は栄養価が高く、カルシュームやナトリウムなどのミネラルのみならず、各種ビタミンを豊富に含んでいます。

そのため、銀杏がこのような臭いを発し、動物たちに食べられないように身を守っているのです。

実際に銀杏の木は絶滅するかもしれない植物としてレッドリストに乗っています。

この匂いは人間だけではなく、猿やリス等あらゆる哺乳類に嫌われる臭いであるため、そのようなものを発し、身を守ることによって、絶滅しないようにしているのです。

臭いの取り方

まず、バケツとゴム手袋を用意しましょう。

バケツに水を張り、拾ってきた銀杏を四日間ほど水に漬けて置きましょう。

直接手で触るとかぶれてしまう可能性がありますから、ゴム手袋を着用しておいた方が無難です。

徐々に銀杏の果肉が腐ってきますから、1番外の皮をはがし、中身を取り出しましょう。

今度は水道水でしっかりと洗い、種だけの状態にします。

種だけになったら今度は天日干しにします。

三日間ほど日に当たるところに干しておけば大丈夫です。

乾燥したら室内に戻し、暖房器具等のそばに置いてさらに乾かしましょう。

殻の部分が白くなり、剥いてみて、中から水が出てこなかったら完成です。

保存方法

保存する場合、この殻をとってしまえば簡単に保存することができます。

冷凍する場合はジップロックに入れて冷凍庫に入れておけば数ヶ月は持ちますし、数日以内に食べる場合は湿った新聞紙に包んで冷蔵庫に入れましょう。

常温保存の場合も冷蔵保存の場合も1週間程度で食べきる必要があります。

殻を向いておけば炊き込みご飯やおこわとして使うことも可能ですし、そのままフライパンで炒ったり電子レンジで温めることによって塩をかけ、おつまみにして食べることも可能です。

ただし、銀杏のみには中毒があると言われており、複数食べると体に異常が現れる場合もありますから、食べ過ぎには注意しましょう。

大人の場合は39個以下、子供の場合は6個以下が無難です。

しかし、体調によっても左右されますから、銀杏を食べた後に体調が悪くなったらすぐに医者に診てもらいましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

銀杏はとにかく臭いが嫌という人もたくさんいることでしょう。

しかし、それさえ取ってしまえば後は美味しく料理することが可能です。

栄養価が非常に高いですから、銀杏が手に入ったらぜひ美味しく調理をしてみてください。

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