銀杏には体に良い健康効果があります。
それならば、具体的にどのような健康効果を期待することができるのでしょうか。
銀杏と言えばあの独特な匂いを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、あの匂いを発する果肉の中に存在するためには、様々な効能があります。
ここでは、その健康効果についてお話しします。
目次
咳を鎮め、痰を除去する
あの臭いの強い果肉の中から種を取り除き、乾燥させます。
内種皮を取り除いたものを白果仁といいますが、中国の古書「本草綱目」には席を鎮め、痰を除去し、さらに気管支喘息にも効果があるとして描かれています。
実際に中国では昔から食用として愛されており、漢方でもギンキョウとして知られています。
それ以外にも、尿の量を抑える効果があるため、子供のおねしょを止める薬としても使われています。
ただし、銀杏には食べ過ぎての中毒症状起こすという特徴があり、その中毒症状を起こしている8割は子供ですから、子供に与える場合は食べ過ぎないように気をつけなければいけません。
13種類のフラボノイドがもたらす効果
銀杏の葉っぱには、13種類のフラボノイドと5種類のギンコサイドが含まれています。
フラボノイドというのはポリフェノールの1種で、抗菌作用や殺菌作用があります。
それ以外にも抗酸化作用、デトックス作用、アンチエイジング、がん抑制、ストレス緩和など様々な効果があるのです。
血管拡張作用、動脈硬化の予防、血糖値正常化、アルコールの抑制作用、そして抗炎症作用など、様々な役割を果たしてくれるのです。
つまり、体を健康に保ち、周りの菌から体を守ってくれるのです。
最近では、緑の銀杏の葉っぱにはフラボノイドと極めて珍しい化学構造を持つジテルペンという物質が発見され、これが脳血管の血流を改善すると言われるようになっています。
しかし、日本ではまだまだ薬事法上の理由により、一般化していません。
5種類のギンコロイドがもたらす効果
なお、葉っぱに含まれているギンコライドには、血液をサラサラにし、血行良くする効果があります。
特に冷え性や貧血で悩んでいる女性には嬉しいですよね。
女性は特に冷え性に悩む人が多いため、イチョウの葉エキスはかなり役立ちます。
また、血小板活性化因子が血管にくっつかないようにしてくれるため、むくみや呼吸困難等を防いでくれます。
血小板活性化因子が血管に絡み付いてしまうと炎症が起こる可能性が高まり、その結果、むくみや腫れが起こってしまうのです。
むくみは女性の大敵です。
さらに血管を拡張し、集中力や記憶力を上げる役割も期待できます。
アレルギー症状を緩和する効果もあるため、花粉症などが起こっている人にはお勧めです。
まとめ
いかがでしょうか。
銀杏には様々な健康効果があり、特に女性にとっては嬉しい効能があるのです。
ただし、ギンコライドは血管促進効果があるということなので、妊娠中や授乳中の人、手術を控えている人などは摂取しないようにしましょう。
できる範囲で健康効果を利用できると良いですね。