銀杏と聞くと、黄色い葉っぱがきれいなイメージを持つ人もいれば、あの強烈な匂いを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
あの匂いがするのは果肉であり、私たちが一般に銀杏と聞いたときに思い浮かべるような白い殻に包まれたものではありません。
この殻に包まれたものは種であり、あの強烈な匂いを発する果肉の中にあるのです。
しかし、銀杏を食べるためにはこの殻を処理しなければいけません。
ここでは、銀杏の殻の処理方法についてお話しします。
目次
水につけて取る
まず、殻の処理にはいろいろな方法がありますが、水につけるという方法があります。
ベンチやナッツクラッカーで割れ目を入れましょう。
筋に垂直に割れ目を入れると簡単です。
手で殻ををむく必要はありません。
割れ目を入れた状態の種を水につけましょう。
割れ目から水が中に入り込み、早くふやけます。
殻がふやけたら殻をむき、今度は熱湯に入れましょう。
薄皮は付いたままで構いません。
熱湯に入れると今度は薄皮も取れてきますから、先ほど向ききれなかった殻と一緒に薄皮もとってしまいましょう。
熱いうちに取ることが重要です。
中からエメラルドグリーンの綺麗な実が出てきたら、しっかりと乾燥させましょう。
フライパンで炒る
先ほどと同じように種に割れ目を入れたら、今度はフライパンで炒るという方法もあります。
大量に銀杏がある場合はそのほうが良いかもしれません。
人によっては、炒る時点でオリーブオイルを加えるという場合もあります。
割れ目からオリーブオイルが入り込み、エメラルドグリーンの実に下地をつけることが可能になり、殻を素早くむくことが可能になります。
フライパンのふたを閉め、中火で炒りましょう。
殻が弾ける音が聞こえ始めたら終わりです。
ポップコーンのような音がしてきますよ。
そうしたらフライパンから取り出し、先ほどと同じように熱いうちに薄皮までも行ってしまいましょう。
電子レンジを使う
フライパンを使うのはめんどくさい、1人分だけを処理したい、などという場合はもっと簡単になんとかしたいですよね。
先程と同じように割れ目を入れたら、今度はその銀杏を封筒に入れます。
一般的に使われる茶封筒などでも構いません。
今度はその封筒を電子レンジに入れ、600ワットならば40秒、500ワットならば50秒温めます。
最初の1粒が割れた時点で電子レンジを止めましょう。
そうしないと、中のエメラルドグリーンの実が焦げてしまう可能性があります。
取り出し、熱いうちにこれも薄皮まで向きましょう。
いずれの場合でも、むいた時点ではまだ暖かいですから、ここに塩をふりかけることによっておつまみとして食べることが可能です。
また、ここまで処理をしてしまえば保存することも簡単ですから、1週間以内に食べるのであれば常温保存か冷蔵保存、数ヶ月置いておきたいのであれば冷凍保存をしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
銀杏の種は殻さえとってしまえば後は簡単に保存ができます。
その状態にしておけば、料理に使いたい時にも簡単ですね。
ぜひここまで下処理をしておきましょう。
冷凍保存をすれば数ヶ月持ちますから、ぜひ銀杏のおいしさを楽しんでください。