銀杏の栽培方法と収穫方法について


銀杏というのは育てば高さ30メートルほどにもなる木ですから、あまり庭に植える木としては一般的ではありません。

しかし、路上にはよく植えられていますよね。

そんな銀杏は、どのように栽培したらよいのでしょうか。

また、銀杏の実はどのように収穫したらよいのでしょうか。

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銀杏の栽培方法

銀杏は栽培難易度が極めて低い木として知られています。

ただ、果樹栽培としてのおすすめ度もあまり高くありません。

むしろ、紅葉の彩りが美しく、黄色く色づいた葉っぱが楽しめるということで、ガーデニングの植木としてはお勧めです。

特に栽培は難しくないですが、苗木で育てた場合、根本から出てくる枝をそのままにしておくと、本体の成長が遅れてしまうことがあります。

そのため、根本から枝が出てきた場合はそれをしっかりと切っておいた方が良いです。

また、先ほども述べた通り銀杏は高木であるため、低い位置で枝を切ることができません。

そのため、もしも銀杏の美しさを楽しもうと思うのであれば、それなりの広さが必要となります。

虫がつかないので、どこで植えても害虫の心配はありません。

銀杏の収穫について

銀杏を育てた場合、銀杏が収穫できるようになるまでは5年以上かかるでしょう。

オスの木とメスの木があるため、収穫させるためには両方が必要です。

しかし、花粉は広範囲に広がりますから、もしもメスの木を育てる場合、1キロ以内にオスの木があれば収穫可能です。

収穫する場合、落ちた銀杏の実を集め、果肉を腐らせて中の種を取り出すなければいけません。

果肉は匂いが強いですから、バケツ等に水を張り、果肉を入れて腐らせ、中の種を取り出しましょう。

4日ほど水に漬けて種を取り出し、しっかりと乾燥させると良いですよ。

種の食べ方

せっかく収穫したら、その種を食べてみたいですよね。

まず、ペンチの根元などを使って種の殻に割れ目を入れます。

殻を全て取り外す必要はありません。

割れ目を入れた状態で水につけましょう。

割れ目から水が入っていくため、簡単にふやかすことができるのです。

ふやけてきたら自ら取り出し、空殻を取ります。

薄皮付いたままで構いません。

今度は、薄皮がついたままの状態で熱湯に入れます。

すると薄皮が剥がれてきますから、手で丁寧に取り外し、しっかりと乾燥させましょう。

これで常温保存、冷蔵保存、冷凍保存のどれでも可能になります。

常温保存と冷蔵保存の場合は1週間以内に食べるようにしましょう。

冷凍保存の場合は数ヶ月持ちます。

まとめ

いかがでしょうか。

銀杏の木は庭で栽培するような木ではないため、きちんと収穫するという事は難しいかもしれません。

また、大量に収穫してしまうと翌年収穫しにくくなるという問題も指摘されています。

しかし、せっかく収穫できたのであれば、ぜひ美味しく食べたいですよね。

食べ過ぎには注意して、色々と工夫してみてください。

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