銀杏を土に埋めるのはなぜか


銀杏はイチョウの種だから、土に埋めることによってイチョウが育つのか!?という話ではありません。

銀杏を果肉のまま拾ってきた場合、強烈な匂いに悩まされますよね。

一般的には水に浸して果肉を腐らせ、中の種を取り出すという方法がありますが、これでは水を何度も取り替えなければいけません。

そのため、土に埋めるという方法が行われているのです。

ここでは、土に埋めるという方法についてお話しします。

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銀杏を土に埋める利点

銀杏を埋めるという下処理方法の利点としては、埋めるだけで何もしなくて良いということが挙げられます。

先ほども述べた通り、水につけて果肉を腐らせるという方法では何度も水を取り替えなければいけませんし、残った果肉の処理方法にも困ります。

残った果肉は強烈な匂いを発しますから、しっかりと水切りしてビニール袋に入れ、きちんと処分しなければいけません。

しかし、土に埋めるという下処理方法をとると果肉は土の中で微生物によって分解されます。

そのため、臭いさえも取り除くことが可能ですし、最後に臭いを処理しなければいけないという心配もいりません。

土に埋める方法について

それならば、実際にどのように処理をしたら良いのでしょうか。

まず、銀杏を土に埋めるためにネットを用意しましょう。

野菜などが入っているネットで十分です。

直接土に埋めてしまうと掘り起こす時にバラバラになってしまう可能性があり、全部取り出せない可能性があります。

そのためネットになどに入れてまとめておくことが重要です。

また、果肉を直接触ると手がかぶれてしまう可能性がありますので、ゴム手袋を用意しましょう。

これは水を使って下処理する場合と同じですね。穴を掘って銀杏を土に埋め、2週間から1ヵ月ほど放っておきます。

水に浸しておくよりも時間がかかりますが、その間何もする必要がありません。

2週間から1ヵ月ほど経つと、果肉はすっかり取れているはずです。

土から掘り起こし、水洗いをして天日干しをしましょう。

その後の下処理について

土に埋めることによって果肉が取れたら、その後は殻を剥くという下処理をします。

ペンチやナッツクラッカーで割れ目を入れ、フライパンや電子レンジを使って温めましょう。

数字に対して垂直に割れ目を入れれば簡単です。

フライパンを使う場合はフライパンのふたを閉め、電子レンジを使う場合は封筒などに入れて600ワットならば40秒、500ワットならば50秒ほど加熱します。

1つ目の殻が割れる音が聞こえたら火を止めましょう。

そうしないと全てが焦げてしまう可能性があります。

熱いうちに殻を剥き、薄皮を剥きます。

また、割れ目を入れた銀杏を水に浸し、殻がふやけたら殻を取り、熱湯に入れて薄皮をとるという方法もあります。

まとめ

いかがでしょうか。

銀杏の下処理方法には様々なものがありますが、土に埋めるというやり方は最も簡単かもしれません。

また、匂いが周りに広がらないため、近所迷惑になる心配もないですし、匂いが強い果肉の処理に困ることもないですよね。

時間があるならば、土に埋めるという方法を試してみてはいかがでしょうか。

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