秋の味覚、銀杏と言えば中毒があるものとして知っている人もいるかもしれません。
しかし、食べ過ぎにさえ気をつければ銀杏は基本的には問題がないのです。
銀杏は食べ過ぎてしまうと中毒症状を引き起こす可能性がありますが、適量を守れば安全に食べることができます。
しかし、いくらおいしい銀杏を料理するとしても、フライパンを出してまで料理するのはめんどくさいと思う人もいるかもしれません。
ここでは、電子レンジを使った調理法をお話しします。
電子レンジを使った下処理方法
銀杏と聞くと、あの白い殻に包まれたものを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そしてその殻をむくには、ペンチで割れ目を入れた上でフライパンで炒る、という方法が有名です。
しかし、そのためだけにフライパンを出すのは面倒だと思う人もいるかもしれませんね。
そんな時は、割れ目を入れた銀杏を封筒などの小さな袋に入れて電子レンジ600Wで40秒ほど加熱すると、簡単に殻を抜くことが可能です。
さらに、内側の薄皮も剥けますから、手で簡単に作業することができます。
1つ目の銀杏が音を立てたらすぐに電子レンジを止めましょう。
やりすぎると焦げてしまうことがあります。
銀杏の利用方法
電子レンジを使って簡単に薄皮までむいたら、今度は料理に使うことが可能です。
最も一般的なものは、このエメラルドグリーンの実に軽く塩を振り、そのまま食べるというものでしょうか。
あるいは、ご飯に銀杏を入れて炊けば、おいしい銀杏ご飯が出来上がります。
ここにたけのこや鶏肉、人参などを入れると炊き込みご飯になり、銀杏の苦味が加わって非常に美味しく仕上がります。
茶碗蒸しに入れるという人もいるのではないでしょうか。
スープとしても使うことができます。
銀杏はミネラルやビタミンが豊富に含まれていますから、健康にも良いですよ。
食べ過ぎには注意
銀杏の中毒性は食べ過ぎると発症します。
第二次世界大戦後、食糧難に陥った人々が銀杏を大量に食べ、痙攣などの中毒症状を催したという報告がありますが、基本的にはその危険性が認識されるようになった1960年以降、このような症状は減りつつあります。
しかし、2010年にも成人女性が銀杏を60個食べ、吐き気やめまいを催したということが認められています。
今現在は子供の場合は7個以上、大人の場合は40個以上で中毒症状が出る可能性があると言われています。
また、中毒患者の8割が子供であり、その過半数が3歳以下であると言われていますから、とにかく子供は特に注意です。
しかし、食べ過ぎさえしなければ問題はありません。
まとめ
いかがでしょうか。
電子レンジで簡単に調理できるのであれば、銀杏も難しくなく、簡単に食べることができると思いませんか?
くれぐれも食べ過ぎには気をつけましょう。
特に3歳以下の子供の場合、食べさせないという方が無難かもしれません。