秋の味覚の1つに銀杏がありますよね。
銀杏と言えば、黄色く色づいた銀杏の葉を思い浮かべる人もいるかもしれませんし、あの独特な果肉の匂いを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
銀杏の木の下を通ると、きれいな葉っぱを楽しめる一方で、まるで排泄物を思わせるような匂いがします。
そんな銀杏は一体どのようにして食べたらよいのでしょうか。
目次
果肉は食べられるのか
銀杏と聞けば、あの白い殻に包まれた状態のものを思い浮かべる人もいるかもしれませんね。
実は、あれは銀杏の種であり、銀杏の果肉ではありません。
銀杏と言えば匂いがすごいと思っている人もいるでしょうが、あの種は匂いの元ではありません。
匂いの元になっているのはあの種を包んでいる果肉です。
銀杏の果肉はさくらんぼのような形をしており、これがあの異臭を発しているのです。
なお、この果肉を食べることができるかどうかということに関しては、いまだに様々な挑戦をしている人がいますが、いまだにおいしく食べる方法は発見されていません。
もしもおいしく食べる方法が見つかったら、第二のドリアンとして人気が出るかもしれません。
銀杏の下処理方法
銀杏を食べるためには、まずあの果肉をとらなければいけません。
果肉を取る場合、匂いがすごいですからバケツに水を張りましょう。
また、かぶれてしまう可能性があるためゴム手袋などの着用がオススメです。
果肉を水の中につけ、四日間ほど放置します。
果肉が腐って取れてきますから、その果肉を洗い落としましょう。
次に三日間ほど天日干しにし、さらに室内で暖房器具等で温めます。
殻を割った時に中から水分が出て来なければ下処理は終わりです。
殻の取り方
銀杏の種を保存しておくためには、殻をとっておいた方が良いでしょう。
ペンチなどで殻に割れ目を入れます。
手で殻を剥くのは大変ですから、割れ目を入れるだけで大丈夫です。
今度は、そのまま水につけましょう。
割れ目を入れておくことによりそこから水が中に入り込み、簡単に殻が取れるようになります。
ふやけてきたら、今度は熱湯に入れます。
この時点では薄皮がついていても構いません。
熱湯に入れ、薄皮が取れてきますから次に水に入れ、きれいに薄皮を取りましょう。
エメラルドグリーンの実が出てきたら終わりです。
ここまでできたら、常温保存、冷蔵保存、冷凍保存と何でも可能です。
まとめ
いかがでしょうか。
いまだに銀杏の果肉の食べ方が開発されていないというのは面白いですよね。
しかし、この匂いの元である銀杏の味も、果肉さえとってしまえば後はおいしく食べることができます。
炊き込みご飯や茶碗蒸しなど、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。