授乳期に食べると良いもの、あまり食べないようにした方が良い物と、いろいろありますね。
その中でも、今回は銀杏について紹介します。
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授乳期に銀杏が与える影響
結論から言いますと、授乳期に銀杏を食べるのは良くないでしょう。
銀杏には母乳を出やすくする効果があるなど言われます。
しかし、授乳を通じて、赤ちゃんに有毒成分であるメチルピルドキシンが吸収されてしまう危険性があります。
メチルピルドキシンとは?
銀杏に含まれるメチルピルドキシン(MPN)は、ビタミンB6の働きを妨害し、体の代謝や神経伝達物質の生合成を抑えてしまいます。
このような効果があるため、中毒を発症すると、嘔吐や痙攣などを起こしてしまいます。
中毒を発症する摂取量
通常、一回の食事で大人は10個程度がよいでしょう。
あくまでも目安になります。
子供の場合は解毒作用のある酵素が未発達のため、少量でも中毒になりやすいです。
このため、母親が食べた銀杏からメチルピルドキシンが血中に流れ、母乳を通じて赤ちゃんが吸収してしまう可能性があります。
乳幼児はなおさら、解毒作用が発達していないので、少量のメチルピルドキシンでも影響が出てしまう可能性があります。
例え、中毒症状にならなくても、栄養価が非常に高いため、興奮状態になってしまったりする場合があります。
まとめ
このような成分を持つため、授乳期に銀杏を食べるのは避けた方がよいでしょう。
銀杏は大人であっても食べ過ぎには注意が必要な食材です。
赤ちゃんのためにも、食材について学ぶことも大切です。