銀杏は栄養豊富な食べ物です。
銀杏の葉エキスなどはサプリとしても知られていますよね。
強烈な匂いを発するものとして苦手意識を持っている人もいるかもしれませんが、実は銀杏はとても体に良い栄養が含まれているのです。
ここでは、その栄養素や食べ方についてお話しします。
銀杏に含まれる栄養素
銀杏にはミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
例えば、目の神経伝達物質となり、生活習慣病を防ぐカロチン、むくみを解消したり動脈硬化を予防するカリウム、ホルモンを活性化させ、鎮静作用のあるマグネシウム、さらに風邪やウイルスなどから体を守ってくれるビタミンなどが含まれているのです。
そして、この銀杏は中国でも昔から食用とされており、精神剤や即効性のある薬として愛用されています。
漢方としても使われていますし、尿の量を抑制する効果があるため、子供のおねしょにも効果があると言われています。
銀杏の食べ方
銀杏を食べる場合、まず果肉から下処理をするのであれば水につけ、果肉を腐らせてから中の種を取り出しましょう。
中の種を乾燥させたら、今度はペンチなどで割れ目を入れ、さらに水につけます。
割れ目を入れておくことでそこから中に水が入り、簡単にふやけるようになるのです。
ふやけてきたら、薄皮がついたままで構いませんから今度は熱湯に入れましょう。
すると薄皮が剥がれてきますので、丁寧にそれを取り外します。
ザルなどに上げ、乾燥させて終わりです。
最も有名な食べ方としては、これに塩まぶしておつまみとして食べるという方法でしょうか。
それ以外にも、炊き込みご飯に加えたり茶碗蒸しに加えたり、といった食べ方も有名です。
銀杏の中毒について
そんな栄養価の高い銀杏には、中毒があるということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
実は、銀杏を食べ過ぎると中毒症状が起こると言われています。
というのは、銀杏にはビタミンB6に似た成分が含まれており、体はそれをビタミンB6として吸収します。
しかし、当然ながらこのビタミンではないため、うまく作用せず、その結果体がこのビタミンを欠乏してしまうのです。
それによって痙攣が起こったり、めまい吐き気を覚える、ということが起こるのです。
第二次世界大戦後、究極の食糧難に落ちた人々が銀杏を食べ、痙攣を起こしたということが報告されています。
最近ではそのような報告は確実に減りつつありますが、それでも2010年、成人女性が60粒の銀杏を食べ、めまい吐き気を認めたということが報告されています。
まとめ
いかがでしょうか。
銀杏の食べ方は様々ですが、栄養価が高いですからぜひ色々と試してみましょう。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。
特に子供に食べさせる場合は大人の監視下の本で食べさせなければいけません。
子供の場合は6粒以下にしておいた方が良いです。