銀杏の種をどのように保存したらよいのか知っていますか?
銀杏を野菜室などに保存しておいたにもかかわらず、いざ料理に使おうと思って殻を割ったら、中身がしわしわで全然使うことができなかった、などという経験を持つ人もいるかもしれませんね。
ここでは、銀杏の種の保存方法についてお話しします。
下処理の方法
多くの人は、銀杏と聞けば白い殻付きの銀杏を思い浮かべるのではないでしょうか。
実は、私たちが日常的にいう銀杏というものは、まるでさくらんぼのような果肉の中に入っている種のことを指しています。
このさくらんぼのような果肉をバケツなどに水を張って腐らせることにより、中の種が取り出しやすくなるのです。
何度も水を変えながら果肉を取り除きましょう。
取り除いたら、今度は私たちが想像する銀杏の殻付きの種が出てきますので、これを何日もかけて天日干しにします。
乾燥したら最初の下処理が完成です。
殻付きの種の下処理
今度は、殻付きの銀杏をフライパンで炒ります。
場合によっては、オリーブオイルや塩を使って炒る場合もありますから、もしも銀杏を使う料理に目的があるのであれば、ぜひレシピに沿って行ってください。
フライパンを使うときには蓋を閉め、弱火にすることによってポンポンという音を聞くことができます。
そうしたら、今度は火を止めてザルなどにあけます。
ペンチで皮をむき、中の実を取り出しましょう。
この時は薄皮がついたままでかまいません。
今度はその薄皮がついた状態の実を1分ほど茹でることで、きれいな黄緑色の実を取り出すことができます。
保存方法
ここまで下処理をしておくと、冷凍保存がオススメになります。
しっかりと乾燥させて、重ならないようにしてフリーザーバックに入れておけば、冷凍庫で2、3カ月は持つでしょう。
銀杏は手に入るときには意外とたくさん手に入りますから、一気に食べてしまうという事は難しいですよね。
下処理をしないで保存してしまうと、いざ殻をむいたときに中身がしわしわで食べられないということがたくさんあります。
しかし、しっかりと果肉を取り除いて、種から黄緑色の味を取り出しておくことにより、保存が簡単になるのです。
1週間以内に食べる場合は冷蔵保存も可能です。
その場合は湿らせた新聞紙に包んで野菜室に入れましょう。
常温保存をする場合は直射日光を避け、1週間以内に食べましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
しっかりと下処理済しておけばいつでも食べられるというのは嬉しいですよね。
銀杏の実そのものは臭いが強く、苦手意識を持っている人もいるかもしれません。
もしも実から下処理をする場合、かぶれる人も多いですので、手袋を着用しましょう。