秋も深まり、街路樹のイチョウが鮮やかな黄色に染ると共に、銀杏は強烈な臭いを放ち始めますね。
でも銀杏は、強烈な臭いと対象的に食べるととても美味しいです。
皆さんは、どんな食べ方で銀杏を食べるのが好きですか?
銀杏ご飯に、おこわ。
フライパンで炒ったり、茹でたり。
天ぷらも美味しいですね。
でも、銀杏を食べるには手間が掛かるのでなかなか食べないな=Aなんて人のために、今回は電子レンジで簡単に調理方法を紹介します。・
用意するもの
銀杏
ペンチ
水
なるべく厚紙の封筒
電子レンジ
以上、これだけです。
銀杏というと、イチョウの木から拾い集めてくる方もいると思います。
ですが、外側の黄色く熟れた実が付いた状態から下処理をすると、非常に手間と時間がかかります。
簡単に説明すると、銀杏の外側の実を臭いと闘いながら頑張ってキレイに落とし、天日干しをして、乾くまで待ちます。
これでは、簡単とは言えません。
なので、今回は市販されている、すでに殻の状態の銀杏から調理を開始します。
下処理方法
まず、殻付きの銀杏をペンチなどを使って割れ目を入れます。
はじめにペンチで割れ目を入れる理由ですが、電子レンジでチンした時に、温まった銀杏が爆破するのを防ぐためです。
最初に入れておけば、弾けた時の大きな音も防げます。
割れるタイミングが、一つ一つ違いますが、切れ目を入れる事で同じように熱を加えることができます。
次は、割った銀杏に軽く水をかけます。
銀杏に軽く水分含ませる事で、電子レンジで加熱し過ぎて硬くなってしまうのを防ぐ効果があります。
これをするだけで、銀杏のプニッとした食感が味わえますよ。
電子レンジでチン
そして、下処理をした銀杏を紙が厚目の封筒に入れます。
一回の量はだいたい15個程度が良いでしょう。
封筒の口を3回くらい折り、セロテープなどでしっかり止めます。
なぜ厚目の封筒がいいのかというと、
もし、割れ目があまり入っていない状態の銀杏が入っていた場合、破裂する場合があるので、紙が薄いと銀杏が飛び出してしまう場合があるからです。
そして、電子レンジでチンします。
低温で温めた方が良いので、500Wで1分から1分30秒ほど温めます。
この設定はあくまで目安になります。
温めた終わったら、銀杏を確認し割れ目が、貝のように開いていれば完成です。
熱いので火傷に気をつけながら取り出します。
すでに割れ目が開いていると思うので、殻も取りやすいと思います。
中身を取り出し、薄皮を取り除くとキレイなヒスイ色の銀杏が出てきます。
あとは、お好みで塩などをかけてお召し上がりください。
注意点
今回の電子レンジでの調理は簡単で、銀杏も食べやすいので食べ過ぎてしまいそうですが、注意が必要です。
銀杏には、一定量以上食べると体のなかで処理できない、有毒物質が含まれています。
なので、食べ過ぎると中毒症状が起こる可能性があります。
目安として、一回の食事での摂取量は、大人は10個程度、5歳以上の子供で5個未満、5歳以下の子供には食べさせない方がよいでしょう。
体の解毒機能には個人差があるので、注意が必要です。
まとめ
一回の調理で15個と紹介した理由は、食べ過ぎ注意の意味もあります。
ですが、栄養素も高く、プニッとした食感とほろ苦さがとてもビールに合うので、注意点を守って、美味しく簡単に銀杏を食べてみてはいかがでしょうか。