秋になると、公園などに落ちている銀杏を拾っている人を見かけますね。
出来れば自分も拾ってみたいけれど、銀杏は実がくさいので処理が大変だと聞き、躊躇してしまうという方も多いと思います。
それでも、銀杏を拾って自分で処理をするのもいい経験に違いありません。
銀杏の実の簡単な処理方法をご紹介します。
目次
銀杏の実の基本の処理方法
1,水を入れたバケツに銀杏の実を入れ、日が当たる場所に置き、ぶよぶよになるのを待ちます。
2,銀杏の実がぶよぶよになったら、手袋やマスクをつけて屋外で実を剥きながら、洗います。
3,実を全部取ったあとに、天日で乾くまで乾燥させます。
銀杏を拾ってきた時点でぶよぶよな状態の場合は水に漬けておく必要はありません。
実を剥がす作業の時が一番、臭いが強烈なので、マスクや手袋は必須です。
出来れば、作業は屋外でやることをおススメしますが、室内でやる時は臭いがこもらないように、窓を開けて下さい。
手袋は臭い対策の他にも手のかぶれ対策でもありますから、必ずして下さい。
イチョウの木はウルシ科の木に近い種類らしく、マンゴーアレルギーといったウルシ科植物のアレルギーを持っている方はアレルギー症状が出る可能性があります。
銀杏が浸かっていた水に触っただけでも症状が出たという方もいるので、マンゴーやカシューナッツのアレルギーの方はご注意下さい。
ビニール袋を入れた銀杏の実の処理方法
水に入れて、銀杏の実がぶよぶよするまで待てないという方向けにビニール袋を使っても実がついた銀杏を処理することが出来ます。
1,拾ってきた銀杏を2重にしたビニール袋に入れ、軽く踏みます。
2,水を張ったバケツに入れ、手袋をした手で、実と種を離します。
3,種を天日に乾燥させます。
ビニール袋で軽く踏むことで、果肉が柔らかくなり外しやすくなります。
この方法をしたからといって、銀杏の実の臭いが軽減することはありません。
まとめ
銀杏は強烈なにおいさえ我慢出来れば、簡単に下処理をすることが出来ます。
どの方法でも銀杏の実を柔らかくすることと水で洗いながら、実と種を離すのは共通しています。
離した実の処理については臭いが凄まじいので、庭がある方は穴を掘って埋めるのが無難です。
庭がないという場合は実を新聞紙にしっかりと包み、ゴミ袋に密閉して下さい。
銀杏を天日で乾燥したら、食べることが出来ます。
大量にある場合は殻を剥き、茹でて、冷凍しておくことをおススメします。
すでに殻を外して火が通った状態で保存するので、忙しい時でも炒め物や煮物の青みとして、サッと加えることが出来ますよ。