秋の味覚の一つである銀杏は、そのまま炒ったり、茹でたりすると食べやすく美味しいですよね。
しかし、銀杏の食べ過ぎは中毒になってしまう可能性があります。
中毒の危険があるのは有名ですが、今回は、銀杏が妊婦さんに与える影響を紹介します。
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銀杏の毒素
まずは、なぜ銀杏の食べ過ぎが良くないのかを紹介します。
銀杏には、有毒物質であるメチルピリドキシン(MPN)が含まれています。
このメチルピリドキシンは、ビタミンB6欠乏症という中毒症状を起こし、嘔吐や痙攣、重症の場合は命に関わる状態になってしまいます。
このメチルピリドキシンは肝臓の酵素によって解毒させれますが、一回の食事で一定量以上摂取してしまうと、肝臓での解毒が追いつかず、中毒症状になってしまうのです。
摂取量に関しては個人差があります。
妊婦は食べて大丈夫なのか?
結論から言いますと、妊婦さんは食べないほうが良いでしょう。
ビタミンB6は妊娠中に必要な栄養素です。
上記で説明したような欠乏症、中毒症状は妊婦さんにはより危険です。
少量であっても、メチルピリドキシンは体内に吸収され、血液を通じて胎児に影響を与える可能性もあります。
早産や出血が長引くことも実例があるそうです。
まとめ
以上のような危険性があるので、妊婦さんは出来だけ食べるのを避けたほうが良いでしょう。
メチルピリドキシンは熱に弱いので、加熱すれば大幅に減少するようです。
しかし、胎児のことを考えれば、食べないに越したことはないでしょう。