秋になると、紅葉したイチョウの木の下から、銀杏を拾って「酒のつまみにしよう」と考える方もいるのではないでしょうか。
拾って家に帰ると「ちょっと拾いすぎたな」なんてことがあると思います。
しかし、銀杏の食べ過ぎは体によくないので、一気には食べられません。
せっかく拾ったのに捨てるのはもったいないですよね。
そんな時のために、今回は銀杏の保存方法の紹介をします。
銀杏の下処理
拾ってきた銀杏は、そのままでは臭いがキツイです。
臭いの原因は柔らかく黄色い外側の実から発生しているので、この身を取り除きます。
まずは、バケツやボウルなどに水を張り、そこに拾ってきた銀杏を入れ、外側の実が取りやすくなるように、ふやけるまで待ちます。
ふやけたら、実を取り除きます。
この時の何回も水を取り替えながら、何度も洗うように実を取り除きます。
内側の種だけになったらオッケーです。
次に、この種を天日干しします。
新聞紙などに広げて干し、種が白く乾いたら下処理の完了です。
さまざまな銀杏の保存方法
下処理をした銀杏の保存方法をいくつか紹介します。
殻付きのまま保存
下処理をした銀杏を、殻付きのまま保存した場合の保存期間は
「1週間から長くても1ヶ月」です。
長期間保存をすると、中の実が黄色く硬くなってしまうので、早めに食べたほうが美味しく食べらます。
冷蔵庫での保存
下処理した銀杏を一度、水にくぐらせ、湿らせた状態で新聞紙に包み、野菜室で保存します。
保存期間は「長くても1週間」ですので、より早めに食べることをお勧めします。
冷凍保存
今はなんでも冷凍できますね。
もちろん銀杏も冷凍保存できます。
殻付きでそのまま冷凍もできますが、実が硬くなりやすく、保存期間も1ヶ月程度なので、殻を取り、下処理をしてから保存する方法をお勧めします。
まずは、硬い外側の殻を取り除きます。
殻を取り除いた銀杏を茹で、薄皮を取り除きます。
この茹でた銀杏を、フリーザーパックなどに入れて冷凍保存します。
数ヶ月間の保存が可能です。
瓶詰めでの保存
先ほどの冷凍保存で行った下処理を行えば、瓶詰めとしても保存可能です。
下処理を行った銀杏を瓶に詰め、熱湯を瓶の土まで入れます。
瓶の蓋を軽く閉め、蒸し器や熱湯の入った鍋に瓶を入れます。
鍋の場合は、瓶がほとんど熱湯に浸かるくらいまでお湯を入れます。
この状態で、15分間加熱します。
殺菌と加熱が終わったら一度、瓶の蓋をしっかり閉めます。
瓶が冷めたら蓋を開けて、空気を抜き、もう一度しっかり蓋を閉めます。
これで瓶の中が真空になり保存が可能になります。
基本的には冷蔵庫で保存してください。
一度蓋を開けると真空状態ではなくなるので、開けた場合は早めに食べましょう。
食べる際は必ず加熱してください。
まとめ
以上が保存方法になります。
拾いすぎてしまった銀杏も、しっかり処理をすれば長期の