今回は秋の味覚の一つである、銀杏の食べ方を紹介します。
秋になると黄色く色付いた身を落とし、あの強烈な臭いを発しているのは皆さんもご存知ですね
私達が普段食べているのは、その銀杏の実の中にある、殻を被った「仁」といわれる部分です。
銀杏が落ちてる季節になり食べたくなるが、拾ってもどう調理したら良いかわからない方もたくさんいるのではないでしょうか。
強烈な臭いで処理に手間がかかりますが、自身で拾ってきた銀杏も、ご家庭でおいしく食べられますよ。
下処理方法
まずは、その側の実を落とし中の身を取り出します。
この下処理は臭いが強烈なので大変ですが、おいしい銀杏を食べるためにがんばりましょう。
用意する物
・銀杏
・ボウル
・ゴム手袋
・マスク
・新聞紙など下に広げられるモノ
まずはボウルに水を張り、その中に銀杏を浸します。
銀杏は直接皮膚に触れるとアレルギー反応を起こし、炎症などの症状が出る場合がありますので、必ずゴム手袋などを着用してください。
浸した銀杏がふやけたら、外側の実を取り除きます。
この時に、銀杏同士をこすり合わせるようにすると剥きやすいです。
ボウルの水に外側の実と臭いが残るので、頻繁に水を交換しながら取り除きます。
何度か水洗いを繰り返すと、殻がついた種が綺麗に残ります。
次に、この種を新聞紙などに広げ、天日干しします。
乾くと殻が白くなります。
この状態で下処理完了です。
銀杏の食べ方
いよいよ、がんばって下処理をした銀杏の調理です。
今回はフライパンで炒る方法と茹で銀杏を紹介します。
電子レンジでの調理よりも手間がかかりますが、加熱の調整などができるので調理がしやすいです。
フライパンで炒る
下処理をした銀杏の殻に割れ目を入れます。
フライパンに塩を敷き詰め、塩を温めます。
塩が温まったら、先ほど殻に割れ目を入れた銀杏をフライパンに入れます。
弱火にし、ゆっくりとかき混ぜながら炒ります。
銀杏が透明感のある翡翠色になったら食べ頃です。
程よい塩が付き、食感が良くとても美味しいです。
通常、殻を全て向いてから直接フライパンで炒ることが多いですが、
この方法で炒ると、敷き詰めた塩によって火が均一に回りやすくなります。
茹でる
はじめに殻を取り除き、銀杏が全て浸るくらいのお湯で茹でます。
ゆっくりと混ぜながら茹でると、薄皮が剥けていきます。
薄皮が剥けて、銀杏に透明感が出てきたら食べ頃です。
茹でた銀杏は保存もでき、他の料理にもいろいろ使えるので便利です。
拾いすぎてしまった場合は、茹でてから保存するのをお勧めします。