銀杏を食べ過ぎると起きる症状とは?


秋といえば紅葉。

黄色が綺麗なイチョウ並木といえば銀杏。

銀杏といえば…。

みなさんは何を思い浮かべますか?

私はやっぱり、焼き銀杏ですね。

塩をかけて食べると、いい酒のつまみになります。

そんな美味しい銀杏、食べやすいのでついつい食べ過ぎてしまいそうになってしまいます。

しかし、みなさんご存知の通り、銀杏の食べ過ぎは体に良くありません。

「食べ過ぎが良くないのは知っているけど、実際どうなるの?」

という方も多いのではないのでしょうか。

今回は、銀杏の食べ過ぎるとどんな症状が起きるのか、症状が出た場合はどのように対処するべきなのかをご紹介します。

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銀杏の食べ過ぎが良くない理由は?

銀杏にはメトキシピリドキシン(MPN)と呼ばれる有毒物質が含まれています。

このメトキシピリドキシンは、体の代謝に関わるビタミンB6の働きを低下させ、神経伝達物質である「GABA(ギャバ)」の生成を抑制させます。

つまり。銀杏を食べ過ぎすると、この有毒成分であるメトキシピリドキシンを多量に摂取してしまい、肝臓で多量のメトキシピリドキシンを解毒しきれなくなり、中毒症状を起こします。

症状

主な症状は

腹痛、嘔吐、下痢、消化不良など食中毒に似た症状から

痙攣や呼吸困難になり、意識を失ってしまう場合もあります。

重度の場合は、死の危険性もあります。

銀杏を食べ過ぎてから、1時間から12時間で症状が出ます。

症状は、発症してから24時間ほど続くと言われています。

初めは腹痛などの軽い症状から現れ、徐々に重度の症状が出てくる可能性もあります。

軽い症状であっても油断は禁物です。

食べ過ぎと言われる量は?

具体的な量(一回の食事で)

大人で、多くても20個前後です。

子供で、5個が限度量になります。

ちなみに、5歳以下のお子さまには食べさせない方が良いです。

子供は大人と違って、肝臓の解毒機能が発達しておらず、中毒になりやすいのです。

この摂取限度量は、あくまでも目安になります。

中毒症状が発症する量は個人差があります。

一回の食事では、大人は10個前後、5歳以上のお子さまには1≠R個くらいが良いでしょう。シ

銀杏中毒になってしまったら

中毒症状が出てしまった場合、すぐに病院に行きましょう。

体の代謝、神経伝達に関わる症状なので、素人が判断するのは非常に危険です。

必ず病院で医師の診断を受けましょう。

その時医師に、銀杏を食べ過ぎた事を伝えましょう。

痙攣など重症な場合の治療方法は、ビタミンB6の働きを回復させる注射を打ちます。

適切な処置を行えば、約90時間以内には回復するそうです。

まとめ

銀杏中毒を甘く見ないほうが良いです。

食べやすいのでつい食べ過ぎてしまいそうですが、調理の段階から量に注意して、銀杏を楽しみましょう。

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