なぜ銀杏を食べ過ぎてはいけないのか?

SONY DSC

「銀杏」といえば、秋の味覚の一つですね。

紅葉で黄色く色づいたイチョウ並木で、銀杏拾いをする方もいるのではないでしょうか。

しかしこの銀杏、食べ過ぎは体に良くないと良く聞きますね。

この、食べ過ぎが良くない理由を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。

結論から言うと、食べ過ぎは本当に良くないです。

中毒症状が起こる可能性があります。

重症の場合、死に至る危険を持っています。

今回はこの中毒症状が発症する原因と対処についてお話しします。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

銀杏の中毒症状

食べ過ぎた場合に起きる症状は

腹痛・嘔吐・下痢・消化不良

などの食中毒のような症状です。

この他にも重症な場合

麻痺・呼吸困難

などの症状が出始め、最悪な場合死に至ることもあります。

中毒症状の原因

上記のような、命に関わる中毒症状が起きてしまう原因は、銀杏に有毒物質である、メチルピリドキシン(MPN)という物質が含まれているからです。

このメチルビリドキシンを摂取しすぎると※ビタミンB6の働きを邪魔をして中毒が発症します。

※ちなみにビタミンB6とは、別名「皮膚のビタミン」とも言われ、
 体の代謝や神経伝達に関わる働きをしています。

この症状により、神経伝達に異常が起き、麻痺などの中毒症状を引き起こしてしまいます。

中毒症状が出てしまった場合の対処法

銀杏中毒になってしまったら、必ず病院に行きましょう。

素人で判断をすることは、非常に危険です。

必ず医師に状況をできるだけ正確に伝えましょう。

「銀杏をいくつ食べたか」など具体的に伝えることが大切です。

治療法ですが、麻痺の症状が出ている場合にはビタミンB6の働きを活性化させる注射が有効とされています。

絶対に自分で判断せず、病院に行きましょう。

銀杏の栄養と効能

ここまで銀杏の食べ過ぎによる危険性の話でしたが、食べ方を守れば非常に栄養価が高い食品でもす。

炭水化物に、カロチン、ビタミンC、カリウム、マグネシウムなどの栄養素を待っています。

それに、漢方のような効能もあります。

潤肺(肺を潤す)鎮咳(咳を鎮める)去痰(痰を出しやすくする)作用などです。

まとめ

このように銀杏は豊富な栄養素を持ち、効能も優れた食品です。

銀杏を食べることで秋を感じる方も多いでしょう。

お酒のつまみとして食べる人も多いと思います。

つまみとして非常に食べやすく簡単に調理できるので、つい食べ過ぎてしまいがちです。

しかし、この食べ過ぎた場合の危険性を頭に片隅に入れておきましょう。
なんでも食べ過ぎは良くありません。

少量を味わって食べるのもいいものです。

美味しく銀杏を食べて、秋を楽しみましょう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

フォローする